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20周年のデイ銭湯。施浴の歴史と変遷について語ります。
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耆婆は古代インドの名医、扁鵲は古代中国の名医、耆婆扁鵲は名医の例えです。そのひとり耆婆(耆域)が衆僧の温浴を釈尊に求めたところ、釈尊は、温浴により衆僧は七病を除去し七福を得る、衆僧に温浴を施す者は清浄の福を得ると説いた経典なのですが、市立図書館にも府立図書館にもなかったものの國譯一切經の総目次で収録だけは確かめることができていました。
 花園大学の歴史博物館と図書館は同じ建物にあります。
 というわけで白隠さんの展観のあと、図書館に立ち寄り、國譯一切經撰述部の経集部十四に収められている標記「佛説溫室洗浴衆僧經」の完訳をやっと手に取ることができました。訳者の清水谷恭順さんの前書きによると、漢語訳には安世高訳と書かれているものの、仮託で、竺法護の可能性が高いがどちらにせよ2世紀ないし3世紀の古訳であるとされています。
 中原(シナ文化圏)への佛教の伝来は1世紀と考えられていますから、印度由来の経典と考えていいようです。
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